田舎の家へ招かれて

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週末、親戚の人から田舎の家へ招待されて、ソフィアから車で30分ほどの小さな村へ行ってきました。

この辺りでは、夕方からだんだん雲が増え、雷が鳴り、雨、そして雹まで降りました。最近何日かはこのような天気が続いているそうです。

晩御飯の用意ができるまでの間、村をちょっと散歩しました。すると、ここにもコウノトリが巣を作っていました。今年は注意して見ているせいか、本当によくコウノトリを見かけます。こんな細い電柱の上にまで巣を作ってしまうとは感心します。

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他の電柱の上にも巣を作ろうとしたコウノトリがいたそうですが、長い棒を上手く電柱に載せることができなくて、結局作ることが出来なかったそうです。

歩いていると、一人のおばあさんがうちの旦那さんに話しかけてきました。80歳を超えるおばあさんは、親戚の人の家の隣に住んでいて、うちの旦那さんが20年以上も前に遊びに来ていたことを覚えていました。ちょっと庭を見ていってと言われ、見せてもらうことになりました。

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イングリッシュガーデンとは比べものにはなりませんが、私が今までブルガリアで見たことのある庭の中では一番素敵だったので写真に撮ると、おばあさんはすごく喜んでくれて、庭になっているりんごや洋ナシの実をどんどん持ってきて私にくれました。庭には他にブドウもなっていました。ブルガリアでは庭にブドウを植える人が多いようです。実はそのまま食べて、葉はサルミ(味の付いたごはんをブドウの葉で巻いた料理)を作るときに使います。

晩御飯はドマシュノ(ホームメード)のナデニツァ(太いソーセージ)などの炭火焼でした。ナデニツァはたまにお店で買ったりするのですが、このナデニツァは塩加減もちょうどよくお肉の味もして、とてもおいしかったです。

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そして、次の日には、ソフィアから車で20分ほどのところにある友達の家に行って来ました。友達は自宅を建設中で、今回はうちの旦那さんがペンキを塗るのを手伝うことになっていました。

ブルガリアでは何年もかけて自分でできるところは自分でやりながら家を完成させる人が多いようです。とても広い庭のある大きな家で、後は内装などを自分で仕上げて完成のようですが、大きな家だし、仕事をしながら土日のみ作業をしているため、なかなかすぐには完成させることができないようです。

旦那さんたちがペンキ塗りをしている間、私は庭を散策して、庭にブラックベリーがたくさんなっているのを発見しました。友達が取って食べていいよと言ってくれたので、小さな入れ物いっぱいに取って食べました。すご~く甘くておいしい!取っているときからずっと甘い匂いがしていました。少し持ち帰り用にもいただきました。

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実は以前にこちらにお邪魔したときに、隣の家で牛を飼っていて、その牛乳を少し分けてもらいました。その牛乳はただ搾っただけのもので、自分で一度沸騰させてから飲んだのですが、表面にたくさんの膜ができるほど、すごく濃厚でおいしかったので今回もほしかったのですが、牛が子牛を生んだばかりで、子牛にお乳をあげなくてはいけなくて、他に回すほどないということでした。でもその牛を見せてもらうことができました。

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マルティンカという名前の牛は、最初飼い主以外の訪問者に少し驚いたようでしたが、撫でたり、パンやりんごなどの餌をあげたりしているうちにおとなしくなりました。帰るときに、マルティンカの飼い主のおじさんがドマシュノのヨーグルトをくれました。もちろんマルティンカの牛乳で作ったものです。

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家に帰って味見をしてみると、酸っぱいのですが、ヨーグルトの味に少しバターが加わったような濃厚な味がしました。黄色い部分がとくにバターのような味がしました。今までに食べたどのドマシュノのヨーグルトよりもおいしかったです。自分たちで食べるために作っているからかもしれません。

ブルガリアはまだまだ裕福な国とは言えませんが、私から見れば、ブルガリア人はとても豊かな暮らしをしているように見えます。身近に自然を感じることができて、近所でお互いに野菜、果物、牛乳などおいしいものをいろいろ交換し合って食べれるのだから。

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6件のコメント

  1. タヌ子:

    クロアチアも、田舎では自分達で家を建てる人が多いらしく、日曜大工センターのようなお店が沢山あります。
    まずは中からということらしく、外壁工事が終わっていない家がゴロゴロ。
    外壁は次の代の人に任せるぐらいの暢気さです。
    おばあさん、こんなに沢山の日本人にネットを通じてお庭を見てもらえてるなんて、分かってるかしら?
    ザグレブでもブラックベリーが旬を迎え、市場にはブラックベリーの甘い匂いが漂っています。
    これが、本場のブルガリアンヨーグルトなのですね!!!
    見るからに濃厚そうで美味しそう。
    でも、お腹の弱い人にはダメかもしれないですね。

  2. ゆむるた:

    とっても素敵な所ですね。
    我が旦那様の出身地はトルコでもヨーロッパ側。
    ブルガリアも近いせいか写っている景色が似ています。
    牛のミルクもブドウの葉の食べ物も。
    違うのは教会とモスクの違いぐらいですね(笑)。

    西欧の企業が東欧に入って
    近代化・産業化を進めていますが
    西欧諸国自身ではBIOなどの
    昔ながらの生産方法が見直されているんですよね。
    ブルガリアやトルコにはまだそのままの生活も残っているので
    産業化の波に流されずに
    是非、それを継承できたらいいなぁと思います。

  3. itsuko:

    タヌ子さん、

    生のブラックベリーなんて、自分で育てる以外、日本ではなかなか手に入りませんよね。
    それが道端や庭に手入れもせずに生えているのがすごく羨ましくて。
    ブルガリアでももちろんマーケットで売っていますが、早めに収穫するのか
    酸っぱいものが多いです。
    今回は生をそのまま食べましたが、次回はジャムにしてみようと思っています。

  4. itsuko:

    ゆむるたさん、

    トルコのヨーロッパ側とアジア側ではそんなに違いますか?
    私はイスタンブールとアンタルヤの方しか行ったことがないのですが、
    やっぱりブルガリアとは町の感じが違うと思いました。

    ブルガリアがEUに加盟して確かに高速道路などはよくなりました。
    でも失っているものも多いです。
    他のEUの企業のブルガリア進出によって、ブルガリアの小規模のメーカーが
    少なくなってきています。
    牛乳やヨーグルトのメーカーをよく見ると、親会社がダノンであったり、
    このままではブルガリアの文化が消えてしまうのではないか心配です。

  5. yukacan:

    お隣の国なのに、ここまでは雨雲が来ないですよー。あ、でも黒海方面では降っているみたいです。素敵なお庭ですね。木の根元にお花が咲いていてかわいらしい。おばあちゃんが丹精されたお庭なのかしら。見せたくなる気持ちがわかりますね。
    旦那様もペンキ塗りのお手伝いでしたか。お疲れ様。ヨーグルト、濃厚で美味しそう。ナデニツァと一緒に焼けている白いものは何ですか?

  6. itsuko:

    yukacanさん、

    うちの旦那さん、昨日から全身筋肉痛で痛いとか、しんどいとか、うるさいです。
    私が、友達はきっと塗りなおすのが嫌だからあまりやらせてくれないんじゃないの?
    と言ったせいで、友達以上にがんばってペンキを塗ったようです。

    トルコでヨーグルトを食べた覚えがないのですが、ブルガリアと一緒の菌でしょうか。
    ナデニツァと一緒に焼いているのは豚肉だと思います。他に鶏肉も焼いてました。

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