野菜たっぷり 春の「カパマ」

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とうとう日本でラム肉を購入しました。ブルガリアでラム肉といえば春に食べるもの。

母乳だけで育った生後6週間までの子羊をアグネ、草を食べ始める生後1年未満の羊をシレ、生後1年以上たった羊をオフツァと呼びます。普通ラム肉として食べるのはアグネと呼ばれる生後6週間までのものです。羊の出産は1月から2月なので、ブルガリアでラム肉を食べるのは春になるわけです。

季節はずれですが、日本で手に入るラム肉はどんなものかちょっと興味もあり、ラム肉の入った「カパマ」を作ってみました。「カパマ」には、春に作るカパマと冬に作るカパマがあります。春のカパマはラム肉と新鮮な野菜を使用し、冬のカパマは豚肉と保存食として作った酢キャベツなどの野菜を使います。今回はラム肉を使って春のカパマを作りました。

青ネギ、ほうれん草、ジャガイモなどの野菜を肉と一緒に入れて、蓋をした鍋でぐつぐつ煮込みます。今回は土鍋で煮込んだのでちょっと日本の鍋料理を作っている気分になりました。

ラム肉が手に入らなければ、他の肉で作ってもおいしいです。煮込むのに時間はかかりますが、作り方はとても簡単。ぜひお試しください。

「カパマ」のレシピ(4人分)

(пролетна капама)

《参考》
1人分のカロリー: 480kcal(ラム肉使用)、330kcal(鶏もも肉皮なし使用)、670kca(豚ばら肉使用)、690kcal(牛肩ロース使用)

材料:

  • ラム、鶏、豚、牛などの肉 500g
  • 油 大匙2
  • 青ネギ 1束 (100g)
  • にんじん 大1/2本 (100g)
  • トマトピューレ 大匙1 あるいは トマトか缶入りトマト 50g
  • 小麦粉 大匙1
  • パプリカパウダー 小匙1
  • ジャガイモ 大2個 400g
  • ほうれん草 1/2束 (200g)
  • トマト 大1個 か缶入りトマト 250g
  • 塩 小匙1/2~2/3
  • パセリ(飾り用)

作り方:

  1. 肉は一口大に切ります。
  2. にんじんは粗みじん切りにします。
  3. 青ネギは半量を小口切りに、残りは5センチぐらいの長さに切っておきます。
  4. ジャガイモは一口大に切り、トマト大1個(缶入りトマト250g)は乱切りにします。
  5. ほうれん草は適当な長さに切っておきます。
  6. 鍋に油を入れて中火で熱し、肉を入れて表面に焦げ目が付くまで炒め、取り出しておきます。
  7. 同じ鍋で小口切りにした青ネギとにんじんを中火で炒めます。
  8. 更にトマトピューレ(細かく刻んだトマトか缶入りトマト)を入れて炒め、小麦粉、パプリカパウダーを加えてよく混ぜます。
  9. 水300mlを加え、沸騰したら肉を加えます。
    (土鍋で煮込む場合は、ここで土鍋に入れ替えます。)
  10. 肉が柔らかくなったら、残りの青ネギを加え、蓋をして弱火で10分ほど煮込みます。
  11. 次にジャガイモを加え、また10分ほど煮込みます。
  12. 次にほうれん草を加え、また10分ほど煮込みます。
  13. 最後にトマトを加え、塩で味付けし、水分がほとんどなくなるまで煮込みます。(約1時間ぐらい)
    *底が焦げないように時々蓋を開けて混ぜてください。
  14. 刻んだパセリをかけて出来上がりです。

*ラム肉を使用する場合は、脂が臭みの元になるので、脂をしっかり取り除いてください。

*今回使用したラム肉はオーストラリア産の冷凍ラム肉で、多分これはアグネ(生後6週間以内の子羊)ではなく、シレ(生後1年未満の羊)だったようですが、十分おいしかったです。

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10件のコメント

  1. ゆむるた:

    オーストラリア産のラム肉は美味しいですね。
    日本だけではなくヨーロッパにも輸入されています。
    オーストラリアやニュージーランドはちょうど初夏だから
    アグネの時季は過ぎてしまったのかも。
    それでもじっくりと煮込まれてとっても美味しそうです。

  2. カトリーヌ・マルタン:

    子羊は、フランス語では「アニョー」ですが、綴りがagneauなので、
    「アグネ」とちょっと似ていますね。
    私、羊料理は、食べるのは好きですが、作るの苦手です・・・
    この料理はとてもおいしそうですね。
    日本で買う羊肉、信じられないほど高い!と夫が嘆いておりました(笑)。

  3. 新実誠:

    ヤフニとカパマ、トルコにも同じ名の同じ料理があります。ヤフニは辞書の引いたら「ペルシャ語からの借用」となっていました。カパマは、囲うとか蓋をするといったトルコ語の動詞から派生した言葉のようだから、純然たるトルコ語ではないかと思います。

    カパマには、「囲いもの」即ち妾の意味もあるようですが、実際に使っているのを読んだり聞いたりしたことはありません。

    料理のヤフニとカパマも、この名でレストラン等のメニューに載ることは殆どないようで、家庭での中で使われる言葉みたいです。

  4. むうちえ:

    こんにちは。今日ジェンスキー・パザールにある肉屋さんで「シレシュコ」が売っていました。「テレシュコ」より少し安くてお得だったのですが、何の肉だったか覚えてなくってあきらめてしまったんです(まあ、レシピ的にテレシュコだったんですけど)・・・。 次は試してみます! いまジェンスキー・パザールではたくさんきのこが売ってます!!

  5. itsuko:

    ゆむるたさん、

    ラム肉を食べておきながら、生後6週間とか書いているうちに、子羊を思い浮かべて
    ちょっと複雑で悲しい気持ちになっていました。
    オーストラリアの羊肉はいろんな所に輸出されているんですね。
    ドイツなどのヨーロッパの国はトルコから輸入するのかと思っていました。

  6. itsuko:

    カトリーヌ マルタンさん、

    agneは恐らくラテン語から来ている言葉なのでしょうね。
    今回買ったラム肉はボンレスショルダーでグラム200円もしませんでした。
    http://www.dining-plus.com/shop/c/cTC/
    (この通販で購入)
    送料がかかりますが、一番手頃に買えるかと思うのですが、いかがでしょう?

  7. itsuko:

    新実さん、

    おもしろいですね〜
    ブルガリア語では蓋はkapakだから少しトルコ語のカパマに似ています。
    ブルガリアでもカパマもヤフニヤも家で食べる料理のようで、
    レストランではあまり見かけません。
    今後も何かおもしろいことがわかったらぜひ教えてくださいね。

  8. itsuko:

    むうちえさん、

    春に生まれてまだ1年経っていないから今市場に出るのはシレシュコなんですね。
    きのこいっぱい売っているジェンスキパザール、楽しそうですね〜
    栗とかもいっぱい出てますか?以前あの小さい栗で渋皮煮をつくったのですが、
    日本の栗で作ったのとはちょっと違ってほのかにシナモンのような味もしておいしかったです。
    小さいから皮をむくのはすごく面倒だったけれど。。。

  9. yukacan:

    秋にピッタリのお料理ですね。日本ではやっぱり通販を使わないと羊のお肉を手に入れることは難しいんだ。青ネギを入れると玉ねぎとはまた違った香りで引き立ちそうです。またこちらも試してみなくては…。

  10. itsuko:

    yukacan、

    スーパーでラムチョップは売られているけれど、超高いです。
    通販で買ったラム肉がまだ残っているので少しずつ大事に食べま〜す。

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