スラヴャンスキ ギュヴェッチ

ギュヴェッチは、肉とジャガイモ、トマトなどの野菜をギュヴェッチと呼ばれる土鍋に入れてオーブンで焼いた料理で、ブルガリアの家庭でよく作られます。「スラヴャンスキ ギュヴェッチ」(スラヴのギュヴェッチ)は、肉とピーマン、トマトなどの野菜とお米が入ったギュヴェッチです。
肉は牛、羊、豚のどれを使ってもいいのですが、今回はオーストラリア牛サーロインの塊肉で作りました。ちょうどよい柔らかさと脂身の牛肉は、トマト味がしっかり付いたお米と野菜にぴったり合います。
最近のブルガリアではパンは太るから食べないという人が増えていますが、うちではこのお米の入ったギュヴェッチもパンと一緒にいただきます。お米にしっかり味が付いているのでパンと一緒に食べても違和感はありません。
ぜひ一度作ってみてくださいね。
「スラヴャンスキ ギュヴェッチ」のレシピ(4人分)
(славянски гювеч)
《参考》
1人分のカロリー: 620kcal(輸入牛サーロイン肉を使用)
材料:
- 牛、あるいは羊、豚肉 (適度に脂身のあるもの) 500g
- タマネギ 小1個 (150g)
- トマト 中2個 (300g) か 缶入りトマト 300g
- ピーマン 10個 (300g)
- 米 150g (1合)
- パプリカパウダー 小匙1
- 塩 小匙1/2~2/3
- 黒胡椒 少々
- 油 大匙2
- パセリ 少々(飾り用)
作り方:
- 肉は一口大に切ります。
- タマネギ、ピーマンは1.5センチぐらいの大きさに切ります。
- トマトは細かく刻んでおきます。
- 米は洗ってざるにあげて水気を切っておきます。
- フライパンに油を入れて中火にかけ、肉を炒めて表面に焼き色が付いたら取り出しておきます。
- 同じフライパンを使って中火でタマネギを炒めます。
- 半量のトマトを加え、蓋をして弱火で5分ほど煮込みます。
- 肉をフライパンに戻し、水200ml、パプリカパウダー、塩、胡椒を加えて混ぜて中火にし、沸騰したら弱火にして、蓋をして肉が柔らかくなるまで(10分ほど)煮込みます。
- ピーマン、残りのトマトを加えて軽く混ぜ、蓋をして更に5分ほど煮込みます。
- 米を加えて混ぜ、米がフライパンの中の水分をほとんど吸った状態になったら火を止め、オーブンで使用できる土鍋か耐熱容器にフライパンの中身を移します。
- 200度に予熱したオーブンで30分ほど焼きます。オーブンの火を止めて軽く混ぜて、オーブンの中で10分ほど蒸らします。(蓋があれば蓋をしてください。)
刻んだパセリを散らして出来上がりです。

カトリーヌ・マルタン:
これもおいしそうです!
2008/12/02 21:45ブルガリアは、土鍋を使った料理が多いんですね。
お米がはいったものを、さらにパンと一緒に食べるという発想は、
フランスと同じですね。
私の知り合いのフランス人も、パンは太るけれどご飯は太らないと思い込んでいて、
ダイエットのためと、お寿司をたらふく食べていました(笑)。
ゆむるた:
ドイツの土鍋見つけましたよ~(‐^▽^‐)
2008/12/03 02:02Römertopfと言うそうです。
あ~これでドイツで土鍋ゲットと思ったけど、
大きすぎて我が家では置く場所が無くて買えませ~ん(_ _lll)ァハハ・・・
でもいつか土鍋を手に入れた挑戦してみたい料理です。
タヌ子:
ギリシャではユベチと呼ばれる料理と同じですね。
2008/12/03 02:44確かにギリシャ語のγはローマ字だとGなのでギュベチと呼ぶべきところ、ギリシャ語読みでユベチと変化してしまったのですね。
このお料理、ギリシャではお米ではなくクリサラキと呼ばれるお米型のパスタで作られることが多いようです。
http://blog.livedoor.jp/matahari55/archives/50511308.html
でも、お米の方が早く煮えるから、手軽に作れそう。
考えてみたら、以前焼きうどんを作ろうと思って買ったお鍋があるんですけど、それで作れそうな気がします。
ノルマンディに置いてあるので、フランスに帰ったら早速作ってみます。
itsuko:
カトリーヌ・マルタンさん、
土鍋料理は大きな鍋に材料を放り込んでオーブンで焼けばいいだけなので大人数の料理が
2008/12/03 09:27必要なときに特に活躍するようです。
白いご飯のほうがバターを塗ったパンよりはカロリーは少なそうですが、ブルガリアでは
パンにバターは塗らないようです。
うちの旦那さんは私の影響で塗るようになってしまいましたが。
itsuko:
ゆむるたさん、
やはりドイツにも土鍋はあったんですね。
2008/12/03 09:31そんなに大きな土鍋ですか?ブルガリアのものもすごく大きくて
ブルガリアから帰るときにはいつも持って帰る荷物として用意はするのですが
結局最後にはあきらめて未だに持って帰って来ていません。
itsuko:
タヌ子さん、
ブルガリアのギュヴェッチはギリシャのユベチに似ています。
2008/12/03 09:38でもブルガリアで普通売られているものはもっと大きいサイズのものです。
トルコにもギュヴェッチがあるということなのでトルコから来ているのでしょうね。
ノルマンディーで焼きうどんを作っているタヌ子さんって想像できません…
yukacan:
お肉が美味しそう。たまに肉~!と言う料理が食べたくなりませんか?
2008/12/05 06:34美味しく煮込んだお肉なんか特に食べたい。パザルでギュベチ鍋屋さんが
店を出しているのですが、土鍋と一緒に円形のオーブン用皿?も売っていました。
荷物が少ない時に買いたいなあと思っているの。
itsuko:
yukacan、
うちではあまり牛肉を食べないのでたまに牛肉が食べたくなります。
2008/12/05 09:27牛肉が一番肉~!っていう感じがします。
ギュヴェッチ鍋の売っている店を覗くのは大好きです。
毎回ブルガリアへ行くときに立ち寄ります。
行くと必ず何か買ってしまいます。これからはそれらを使いこなすこと
を考えないと。日本に持って帰りたいけど重いし割れたら嫌だし
どうしたらいいんでしょうね~。