「カチャマック」を食べる!
うちの旦那さんがず~っと食べたがっていた「カチャマック」。とうもろこしの粉を沸騰したお湯に入れて練り上げた食べ物―――そう聞いていた私はぜんぜん作ってみようという気にはなれませんでした。でもどうしても食べたくなった旦那さんが自分で作ると言って作ってくれたので、私も食べてみました。
練りあがったとうもろこしの粉の間にシレネ(ブルガリアの白いチーズ)を挟んで溶かしバターをかけ、上に『プルシュキ』という、豚の脂身を揚げたものをトッピングして食べます。ちなみにプルシュキはオプショナル。これをトッピングすることによってちょっとご馳走になるようです。
カチャマック自体の味は茹でたパスタのようで、そこにチーズ、バター、豚の脂身の濃厚さと塩味が加わります。プルシュキも豚の脂身を揚げたものと聞いていたので、私がずっと避けていた食べ物です。実際に食べてみると、カリッとしていておいしい!
出来上がった「カチャマック」を、うちの旦那さんは懐かしそうに、そしておいしそうに食べていました。ブルガリア人にはとても人気がある料理(?)のようです。私はと言うと、シレネでなくカッテージチーズで作ったせいもあるかもしれませんが、普通に食べれるけれどすごくおいしい!とまでは思いませんでした。でも、あと数回食べたら大好きになっている予感がする食べ物です。
「カチャマックとプルシュキ」のレシピ(4~5人分)
(качамак с пръжки)
材料:
- コーンミール 200g
- シレネ、カッテージチーズ、あるいはフェタチーズ 200~400g
- 塩 小匙1
- バター 100g
- 豚脂身(ばら肉の脂身の多いところ) 300g
- 塩
作り方:
- 大きめの鍋に水1200mlと塩小匙1を入れて沸騰させます。
*カッテージチーズを使う場合は塩は少し多めに入れてください。 - コーンミール全量を一気に加えます。
- コーンミールの真ん中にフォークなどで穴を開け、混ぜずにそのまま弱火で20分沸騰させます。
- コーンミールを茹でている間にプルシュキを作ります。
豚肉を一口大に切り、多めの塩を全体に刷り込みます。 - フライパンを中火にかけて豚肉を入れ、時々混ぜながら10分ほど火にかけます。
豚肉の脂が半分ぐらい溶け出して肉がかりっとなったら火を止めます。 - コーンミールは20分沸騰させた後鍋を火から下ろし、すりこぎか麺棒で水分がなくなり固めのマッシュポテトのようになるまで、10分ほど練り続けます。
- お皿にできあがった6.の半量を入れて平らにし、その上にチーズを載せ、溶かしたバター半量を回しかけ、その上に残りの6.を載せて平らにし、5.の豚肉を載せます。
その上に残りの溶かしバターをかけて出来上がりです。
ケーキのようにナイフで切り分けて食べます。
*溶かしバターの代わりにプルシュキを作るときに出る油をかけたり、またはバターとプルシュキの油両方をかけたりするようです。
*伝統的な作り方では、とうもろこしの粉を1時間半煮て、その後40分練るそうです。
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タヌ子:
これは、ギリシャでもクロアチアでも見たことが無い食べ物。
2009/03/14 17:18ポレンタとかお腹に溜まるものって苦手なんですけど(味がではなく、他のものが食べられなくならから)、これも結構お腹が膨れそうですね。
でもチーズも入ってるし、プルシュキのカリカリとカシャマックのシットリ感がマッチして、すんなり食べられそうです。
私は脂身が大好きなので、プルシュキは絶対好きだと思います。
カトリーヌ:
これってちょっとポレンタに似た食べ物でしょうか。
2009/03/14 22:26ポレンタ、イタリア料理ですが、結構リヨンではよく出てきます。
豚の脂身の料理も、結構リヨンっぽいのですが、この二つを組み合わせたら、さぞかしボリュームあるお料理でしょうね。
一口食べてみたい気がします・・・。
あっきん:
あまり脂身は隙じゃないんですけど、何だかおいしそうですね。
5月にブルガリア行きますよ!楽しみです。
2009/03/14 23:57以前書かれていたコテル周辺に行ってみようと思います。
itsuko:
タヌ子さん、
ウィキペディアでポレンタを見ると、クロアチアにも同じような食べ物があることが書かれていました。ブルガリア近隣諸国に同じような食べ物がありそうです。
2009/03/15 09:29ブルガリアでカチャマックはレストランのメニューにもなっているらしいのですが、実際に目にしたことはありません。
カチャマックも結構すぐにおなかいっぱいになります。だから貧しい時代にはよく食べられていたようです。
itsuko:
カトリーヌさん、
私はポレンタを食べたことがないのですが、作り方とか見たところ同じような食べ物です。
2009/03/15 09:34かなりボリュームあります。ブルガリアではカチャマック一品で昼食や夕食になったようです。
itsuko:
あっきんさん、
お久しぶりです。
2009/03/15 09:415月6月ってブルガリアの一番いい季節ですよね。
そんなときにブルガリアへ行けるなんてうらやましい!
また旅行後の報告を聞かせていただけたらうれしいです。
ゆむるた:
とうもろこしの粉はトルコ食材店で手に入るので
2009/03/15 19:20是非作ってみようと思います。
作り方だけ見るとどんな味なんだろう?って感じですが
想像がつかない分興味がそそられます。
itsuko:
ゆむるたさん、
作ってみようと思ってくれるなんてうれしいです。
2009/03/16 09:03カチャマックってトルコにもあるようです。
多分名前も似ていると思います。
ゆむるたさんの旦那さんに聞いてみてくださいね。
yokocan21:
はじめまして!
2009/03/19 17:03このお料理、イタリアのポレンタにも似ていますし、こちらトルコにもそっくりなものがあります!
黒海地方のお料理で「ムフラマ」といって、豚肉は(勿論ですが)入らず、トウモロコシ粉と溶けるタイプのチーズとバターというシンプルなものなんです。「カチャマック」ってトルコ語っぽいです。そのまま訳すと「逃亡」ですけど、それじゃ意味がわかりませんね。(笑)
他にも色々と拝見させて頂きましたら、さすがお隣の国だけあって、そっくりなお料理がたっくさんあります!名前もそっくりだったり。
またお邪魔させて下さい!よろしくお願いします♪
yukacan:
「カチャマック」ってトルコ語っぽいのでレシピを探してみたら
2009/03/19 18:081個だけ見つかりました。「逃げる」とか「さぼる」というような
意味があるのですが、どういう由来があるのかなあ。
味はちょっとイメージができないですねえ。でもitsukoさんの
あと数回食べたら大好きになりそうっていうのもわかるような
気がします。
http://www.turkishcookbook.com/2006/03/kacamak.php
itsuko:
yokocan21さん、
はじめまして!こんにちは!ご訪問ありがとうございます。
2009/03/20 11:06やはりトルコにありましたか。
溶けるタイプのチーズで作ってもおいしそう。
カチャマックって逃亡ですか。。。また一つトルコ語を覚えました。
一度しか訪問したことがありませんがトルコ大好きです。
後ほどyokocan21さんのところにゆっくり訪問させていただきますね。
こちらこそよろしくおねがいします。
itsuko:
yukacan、
逃げる、さぼるってどっちもあまりいい意味ではないけれど、
2009/03/20 11:11もしカチャマックの語源がこのトルコ語であれば、どうして
そんな名前になったのかすごく知りたいです。
甘いカチャマックもあるのですね。
カチャマックは冷めると固まってデザートっぽくなるので
甘いのもおいしいかもしれません。
実は…昨日またカチャマックを作って食べました。
一回目より二回目の方がおいしく感じました~
次回はもっと好きになっているかも~!
ブルガリア研究室・室長:
初めてコメントさせていただきます。社会主義時代に3度もブルガリアで長期滞在した老人です。社会主義時代のハンチェ(民族料理店)でも、カチャマックは注文できました。シーレネとバターは少量入っていたと思いますが、豚の脂身などはトッピングされておらず、トウモロコシの粉の粒も粗くて、一種の雑穀飯という感じでした。塩味もさほど利いていなかったし、あっさりした味付けで、小生は結構油っこい料理の多いブル料理の中では、極めてあっさりした味で、いわば食後の最後のお茶漬けのような感覚で楽しみました。
2009/03/22 17:54カチャマックは、ルーマニア料理にも同じ名前であると聞きました。ともかく貧しい時代には、ブル人の日常食だったようで、「おしん」のテレビ番組で言えば「大根飯」のような存在かもしれません。我々男のブルガリア専門家には、あなたのブログはある意味「困りもの」です。食べたくてしょうがなくなるし、自分で作るのは面倒だし!
itsuko:
ブルガリア研究室室長さん、
はじめまして。コメントありがとうございます。
ブルガリアで食事に困っている日本の方、特に男性が多かった気がするのですが、カチャマックをお茶漬け感覚で食べられる室長さんは、ブルガリアにすごく溶け込んでいらっしゃったのですね。
ルーマニアのカチャマックに似た料理はママリガというそうです。
ブルガリア料理はブルガリアではほとんど作りませんでしたが、日本では本当によく作ります。
夫のためと言いながら、本当は自分が一番食べたいのかも知れません。
面倒でもいつか作っていただいて感想をいただけたらうれしいです。
社会主義時代の話はちょこちょこ夫から聞くことはありますが、詳しくは知りません。
2009/03/23 10:34とても興味深いです。また聞かせてください!
ブルガリア研究室・室長:
Itsukoさん、そうだ、ルーマニア語では「ママリーガ」でしたね。いつの間にかルーマニアでもカチャマックと呼ばれていると勘違いしていました。ブルガリアの社会主義時代に関しては、小生のブログ(http:79909040.at.webry.info)の07年頃の記事に多く書いたような記憶があります。社会主義の項目でも出てくるかも。長い文章ですが、暇なときに少しは読んでください。歴史の項目でも社会主義時代のことが読めるかも。そういえば、あなたも今は日本にお暮らしなのですね。ご主人は、日本企業に勤務されているのなら、インテリの技術者でしょうか。
2009/03/23 21:30あなたの言われるとおり、ブルに住んでいると日本食が恋しいし、つい日本食を作りますよね。小生は男ですから、独身の頃は、米を炊いて、生卵をぶっかけて、醤油を振りかけて、ネギを生でかじって、忙しいときは味の素を少し手のひらに振って、それをなめて、日本の雰囲気を作りました。生ネギに味噌を付けて食べるというのは、小生日本でもしなかったことですが、日本人の先輩から教えてもらい、一番簡単な日本食として重宝しました。
キューリにマヨネーズ、これを肴に毎晩Pliskaブランデーを飲むと言っていた日本人技術者(長期出張者)もいました。日本から送付してもらうキューピーのマヨネーズにたかーい関税をかけられ、税関で泣きながら支払ったそうです。言葉のできない、交渉下手の日本人は、いい鴨にされていたらしい。ウィーンまで飛行機で買い出しに行けば、日本食材店で、マヨネーズ、味噌、醤油、インスタントラーメン、魚の缶詰などが日本の3倍ほどの価格で買えたし、空港の税関では、手荷物品にかかる関税もさほど厳しくなく済んだと思うのですが。
itsuko:
ブルガリア研究室室長さん、
私も同じく、海外でどうしても日本食が食べたくなったら卵かけご飯を食べます。
2009/03/24 14:21これは定番です。生ネギはかじりませんでしたけれど。。。
味の素で日本の雰囲気ですか…私の父も未だにお漬物に味の素をかけます。
味の素の味は日本の味とはいえないかも知れませんが、味の素をかけるという行為は日本風かもしれませんね。
昨日ちょこっと室長さんのブログを覗きに行かせて頂きましたが
またゆっくり訪問して勉強させていただきます。