曾おばあちゃんの味~「米とジャガイモのオーブン焼き」

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この「米とジャガイモのオーブン焼き」は、料理が上手だったうちの旦那さんの曾おばあちゃんが作ってくれた料理の一つで、うちの旦那さんが突然思い出して食べたくなったので作ってみました。

彼の記憶では、曾おばあちゃん曰く、結婚式に早く到着した招待客をもてなすために作った料理の一つで、お肉などのごちそうは実際の結婚式で出さなければいけないので、安上がりで簡単、そしておいしくておなかいっぱいになる料理としてお客さんに出されたそうです。

米とジャガイモ?それを遠くから来てくれたお客さんに出すの?曾おばあちゃんには申し訳ないけれど、実際に食べるまでは、ただおなかがいっぱいになるだけの料理だと思っていました。

ところが、この料理を作って食べてみると、たいした材料は使っていないのに、おいしい!私はこの料理を付けあわせとして食べましたが、結婚式のお客さんにはメイン料理として出されたそうです。

今は亡き曾おばあちゃんには、私が初めてブルガリアへ行ったときに一度だけ会ったことがありますが、曾おばあちゃんの料理をごちそうになる機会はありませんでした。曾おばあちゃんはうちの旦那さんたちに、「あなたたちが知らない食べ物はいっぱいあるのよ!」と言っていたそうです。そんな曾おばあちゃんに私もいろいろ教えてもらいたかったなあ…

「米とジャガイモのオーブン焼き」のレシピ(4人分)

(сватбарско ядене)

《参考》
1人分のカロリー: 350kcal

材料:

  • ジャガイモ 500g
  • 米 200ml (200g)
  • タマネギ 中1個 (200g)
  • トマト 中1個 (200g)
  • 油 大匙2
  • 塩 小匙1
  • パセリ 少々 (飾り用)

作り方:

  1. ジャガイモは5ミリほどの薄切りにし、茹でておきます。
    *潰れるほど柔らかくなるまで茹でないようにしてください。
  2. 米は洗ってざるに上げておきます。
  3. タマネギはみじん切りにします。トマトは細かく刻んでおきます。
  4. 油をフライパンに入れて中火で熱し、タマネギ、米、トマトを順に入れて炒めます。
  5. 水300mlと塩を加えて混ぜて蓋をし、米が柔らかくなるまで、15分ほど弱火にかけます。
    *時々混ぜながら、途中で焦げそうになったら水を足してください。
  6. 火を止めて、茹でたジャガイモを加えて混ぜます。
  7. 6.を油(分量外)を薄く塗った耐熱容器に移し、180度に予熱したオーブンで20分ほど焼いて出来上がりです。
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24件のコメント

  1. カトリーヌ:

    ブルガリアのお米料理ってほんとうにおいしそうですね。
    ジャガイモと合わせて焼くところが、独特のようですけれど、とってもおいしそうです。
    こういうごく普通の材料で、お客さんのための美味しい料理を作るところ、尊敬してしまいます!

  2. タヌ子:

    お米とジャガイモって意外な組み合わせですね。
    レシピを拝見するとブイヨンも使ってないから、野菜とお米の甘味だけが勝負の一品なんですね。
    ご主人の曾祖母様の時代にブログがあれば、もっと色々なレシピを知ることができたのに残念です。
    お義母さまご滞在中に、沢山美味しいレシピを習っておいて下さいね!

  3. ゆむるた:

    これとっても美味しそうですね。
    味付けは塩のみだから、きっと素材の旨みで食べるのですね。
    これから新ジャガの季節になったらジャガイモの甘み、
    それからトマト酸味とタマネギの甘みで
    とっても美味しそうです。
    是非試してみたいと思います。

  4. itsuko:

    カトリーヌさん、

    今のブルガリアの家庭ではお客さんにはこういう料理は出さないかもしれません。
    みんなお肉の方が好きなようですから。。。
    私にとっては野菜だけで作ったおいしい料理の方が魅力的です。

  5. itsuko:

    タヌ子さん、

    ブルガリア料理にはお米と野菜を組み合わせる料理が結構あるようです。
    タヌ子さんのおっしゃるとおり、野菜と米の甘みが十分に感じられる料理です。
    夫に、曾おばあちゃんのレシピとか残っていないのかと聞いたのですが、
    全部曾おばあちゃんの頭の中に入っていて、うちの旦那さんのおばあちゃん、つまり
    曾おばあちゃんの嫁には教えなかったらしいです…
    ブルガリアにも嫁vs姑問題があるようですね。

  6. itsuko:

    ゆむるたさん、

    今回は新ジャガを使って作ったので、ほくほくとやわらかく、そして
    みずみずしくおいしい料理になりました。
    曾おばあちゃんのものは米多めのレシピですが、米の量を半分にしても
    おいしいです。
    簡単だし、家にあるものですぐに作れるのでぜひ作ってみてくださいね。

  7. yukacan:

    今日、日本人の友達が遊びに来てくれたので
    このピラフを作って一緒に食べましたよー。
    おいしかった!
    彼女の義母さんは南東部の出身なのですが
    これに緑レンズ豆を加えたものをよく作られる
    そうですよ。それもおいしそー!

  8. itsuko:

    yukacan、

    私もレンズ豆を入れてもレンズ豆の甘みも加わっておいしいと思います。
    今度はレンズ豆を入れて作ってみます。

  9. moko:

    はじめまして。ブログランキングから来ました。
    米とジャガイモのオーブン焼きの写真がすごくおいしそうで、ブログをさっそくお気に入りに加えてしまいました。
    ブルガリアは一度訪れてみたい国のひとつです。

  10. itsuko:

    mokoさん、

    はじめまして!こんにちは!
    マイナーなブルガリアを訪れてみたい国の一つにあげていただけてうれしいです。
    地味な国ですがおいしいものはたくさんありますので機会があればぜひ訪れてみてくださいね。
    今後ともよろしくお願いします。

  11. けいこ:

    初めまして。
    イズミル便りさんのところから飛んできました。
    最近ヨーグルト食べれるようになったのでとても興味があります。
    特に料理とかで使うのが!
    美味しそうなのが沢山で圧倒されました。
    これから宜しくお願いします。
    リンクいただいても良いでしょうか?

  12. itsuko:

    けいこさん、

    はじめまして!
    ご訪問ありがとうございます。
    ブルガリア料理は本当によくヨーグルトを使います。
    ヨーグルト以外にも、トマト、ナス、ピーマンをよく使うので、これからの季節にぴったりの料理です。
    リンクはもちろんOKです。よろしくお願いします。

  13. moko:

    こんにちは。ブログコメントありがとうございました^^
    itsukoさんのブログ勝手に紹介させていただきました。
    米とジャガイモのオーブン焼き、やさしい味でおいしかったです。
    またレシピ参考にさせていただきます!

  14. itsuko:

    mokoさん、

    ブログ紹介ありがとうございます。
    忙しい中作っていただけたのですね。
    おいしくできてよかったです!

  15. ブルガリア研究室・室長:

    小生はこういう料理見たこと無いです。恐らく、家庭の味、それこそおばあさんの創作料理でしょうか?ブルガリアのレストランで食べた料理の種類というと、本当に数少ないし、たまにブル人の家(自宅)で振る舞われた「家庭料理」も、記憶にあるのは、キーセロ・ゼーレと豚肉を一緒に炒めた料理(意外においしかった)とかでしかない。まあ、社会主義時代には、ブル市民と親友になることもできなかったし、つきあいが少ないからしょうがないけど、レストラン料理しか知らないのも残念です。レストラン料理ではあるが、懐かしいのは「ドロップ・サルマー」です。羊のレバー(小さく切ってある)がご飯の中に入っていて、いったん冷ましてからヨーグルトをかけた、酸っぱい味・・・暖かくないし、酸っぱいし、少々気持ちが悪かったのですが、それでも不思議な、珍しい味という感じで、懐かしい。

  16. itsuko:

    ブルガリア研究室室長さん、

    夫に聞いたところ、共産時代にレストランで食べることができた料理の種類はかなり少ないようですね。
    キセロゼレと豚肉の料理は私の大好物です。おいしいですよね。
    共産時代のブルガリアでは特に外国人との接触を禁止されたわけではないそうですが、
    頻繁に外国人と関わったりすると目をつけられるので、みんな外国人とあまり関わらないようにしていたそうです。
    ドロップサルマは普通温かいまま出されると思いますが、室長さんのは温かくなかったのですね。私はレバーが好きではないのでドロップサルマは苦手です。でも見かけはとてもおいしそうに見えるのでいつも味見程度は食べます。最初は匂いが気になりましたが、だんだん慣れてきました。
    ブルガリアのレストランの料理もおいしいけれど、やっぱり家庭料理がもっとおいしいと思います。だから室長さんがブルガリアの家庭料理をあまり食べる機会がなかったのはとても残念です。

  17. ブルガリア研究室・室長:

    Itsukoさま、そういえば、ドロップサルマは小生がまだブル料理になれる前に、ブル人に勧められて食べた気がする。だから、不思議な味に思えたのかも。小生は、レバー大好きなので、羊のレバーでも平気と思う。冷めていたのは、社会主義時代にはサービスがお粗末で、冷えてしまっていたからなのかな、それともわざと冷蔵庫で冷やすやり方もあるのか?ともかくヨーグルトをたっぷりかけて、わざと酸っぱくして食べる感じでした。まあ、自由化後に食べると、多くのブル料理の定番も味付けが良くなっていて、おいしくなっていたから、ドロップサルマも自由化後にも注文してみるべきでした。ところが、自由化後は、おいしい中華料理屋が周囲に多くて、またブル料理を食べるときは、大好きなシュケンベ・チョルバーをまず頼んでしまうし、「不思議な味」との記憶のドロップ・サルマーは注文しなかったのが、今となっては残念。そう言えば、結局小生のブル料理に対する愛着の大部分は、バーニツァで、何ヶ月に一度は作って食べます。小生のブログでも、既に何度がバーニツァを紹介しました。シーレネも、英国から娘が持ってきてくれた貴重なfeta cheeseを、時折そのまま食べます。シーレネに赤ワイン、これが小生にとっての最高の味です。人間の味覚は、大部分が、「懐かしいという記憶」によって支配されると思います。しかし、米とジャガイモの料理・・・・すばらしい「創作」料理に見えます。あなたのこのブログを見て、初めてブル料理のすばらしさを世間に知らしめる、すごい企画に思えてきました。これからも続けてください!!

  18. itsuko:

    ブルガリア研究室室長さん、

    室長さんの説明を聞いていると、残っていたドロップサルマと日が経って酸っぱくなったヨーグルトがかかっていたような気がするのですが… あの頃のブルならありえませんか?
    ドロップサルマはブルガリア人なら好きな人が多いようですね。うちの夫もブルガリアへ帰ったら必ずレストランで注文します。でもあまりおいしくないと言うことが多いです。
    ええ~?ブルにおいしい中華料理店ってありましたか?私はいろんな人に聞いていろいろ行きましたが全然だめでした。
    シュケンベチョルバは日本人にも結構合う味のようですね。
    バニツァは日本ではカッテージチーズを使ってたまに作りますが、シレネで作ったらもっとおいしいでしょうね。日本でもフェタチーズは手に入りますが、安くはないのでしょっちゅうは食べれません。
    米とジャガイモの料理がすばらしいと言っていただけるとは思いもしませんでした。曾おばあちゃんが聞いたら喜んだでしょうね。農業国のブルガリアだから作ることができた料理かもしれませんね。
    私は最初ブルガリアがあまり好きではなかったのですが、食べ物から広がって人や文化も好きになっていきました。食べ物の力は本当にすごいです。
    できる限りブル料理の紹介を続けようと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

  19. ブルガリア研究室・室長:

    Itsukoさま、味に関しては思い出そうとしても正確なことは言えなくなる。確かに、レストランで小生が食べたのは、冷たい料理で、キーセロ・ムリャコも相当酸っぱくなっていたような。それに、普通の日本人の感覚では、おいしくないのが多いのですが、それでも不思議と小生には「おいしい」という時があったのです。ご主人が、おいしくないと言うことは、本当の名人にしか、最高の味は出せないと言うことでしょう。ともかく、おいしい羊が無ければ、おいしい羊の内臓はますますあり得ないでしょう。
    シュケンベ・チョルバーは、普通の日本人は嫌いです。小生の家族で言えば、小生と長女のみが「大好き」で、妻も二女も絶対嫌というもの。でも、今回自由化後のブルガリアでは(02--05年)、あちこちのブル料理店で、「美味なシュケンベ・チョルバー」が復活していました。社会主義時代のブルでは、70年代までは大衆食堂などでも、おいしいシュケンベが食べられたのですが、その後はハンチェなどでしか食べられなくなり、しかも90年代にはハンチェ、メハナでも徐々に消えていきました。
    ブルにある中華料理店は、確かに日本にあるものとは少し味付けなど違うけど、西欧にある中華料理店などとはほぼ同じ水準というか、我々にはそれなりにおいしかったです。餃子も、春巻きも、酢豚もあります。
    バーニツァは、マケドニア、セルビアではブレックと呼び、トルコではボレック、ボレーと言うようですが、やはりフェタチーズでないと。マケドニアでは、トルコ系の家族が営むブレック屋で、肉詰めブレック、ほーれんそーブレック、カボチャブレックなどもあり、本当においしかったです。ソフィアでは、昔ツム百貨店のバーニャ(温泉)側1階に、油にはバターのみをつかった本当においしいバーニツァーがあり行列が絶えなかった(60年代)が、その後この名物バーニツァが消えました。一切れ(150gほど)60ストチンキ(約200円)と高価だったけど、社会主義体制としては異例の、おいしい食べ物だった。60年代には、まだ羊乳製の脂っこいこってりしたヨーグルトも、近くの売店で買えました。ガラス瓶は汚いけど、味そのものは確かな良いものでした。要するに、社会主義体制になる前の、古き良きブルガリアの味がツムのバーニツァ、瓶入り羊乳ヨーグルトとして、60年代までは保たれていたのが、70年代以降は全て消えて、不味いものしかなくなりました!!

  20. itsuko:

    ブルガリア研究室室長さん、

    室長さんは2002年から2005年にもブルガリアにいらっしゃったのですね。
    私がソフィアに住んでいたのは2005年です。不動産が高騰し、みんなとても景気がよさそうでした。
    私たち夫婦は台湾に住んでいたことがあるので中華料理の味にはかなりうるさいかもしれません。夫は日本の中華も中華じゃないとよく文句を言っています。
    60年代のブルガリアですか~。夫から聞くブルガリアは共産体制ももう終わりの頃の話が多いのでまったく想像つきません。
    そのおいしいバニツァなんて庶民には食べることのできなかったものではないでしょうか。
    ブルガリアのおいしいものが60年代で終わってしまったのはとっても残念です。
    以前のようなおいしいものがちゃんと復活してほしいですね。

  21. Iris:

    itsukoさん、こんにちは!
    今日はこのレシピを参考にランチにしました。
    最近お米を炊かなかったので、この機にたくさんいただきました^^
    リゾットに似ていますね。
    私はあまりじゃがいもを食べない生活をしてたんですが、この頃しみじみとおいしいじゃがいもの味に目覚めました。

  22. itsuko:

    Irisさん、

    こんにちは。

    ブルガリア人は本当によくじゃがいもを食べます。
    お米も結構食べるので、ブルガリアで外食が続いても
    お米料理を食べれば何かほっとするんです。

    じゃがいもが入っている料理をたくさん紹介しているので
    また試してみてくださいね。

  23. ELIM:

    お米とじゃがいものお料理、シンプルで美味しそうですね。作ってみたいと思います。ところで、ブルガリアはコメが採れる気候ではなさそうな気がするのですが、輸入物ですか?随分湿気の多そうな国というイメージはありますが、温度的には大丈夫なのでしょうか。舶来の素材だから、おもてなしに使ったのでは、とも思いました。

  24. itsuko:

    ELIMさん、

    お米はブルガリアでも採れるようですよ。
    夏は最近は暑くなりましたが、湿度は低く、日陰は涼しいです。
    冬は日本と違って湿度が高いと思います。気温は寒いときは一日の最高気温でも-10度以下もあります。

    お米が使われるブルガリア料理は結構ありますが、最近のブルガリアの人は、以前ほど食べていないかもしれません。
    こちらでは米粉、そして米粉より少し粒が大きいものも売っています。

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