修道僧のサラダ

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このサラダ、何故「修道僧のサラダ」(калугерска салата)と呼ばれるのかわかりませんが、ブルガリアのレストランのメニューになっているサラダの中でお気に入りの一つです。ピーマンときゅうりのサラダに、トマト、ナス、ピーマンをペースト状にしてにんにくを効かせた『キョポオル』(以前に紹介しています。)というサラダを添えたものです。

ピーマンときゅうりのサラダは、味はさっぱりしていますが、ピーマンは焼いて皮を剥いているからぐにゅっと柔らかく、そしてその中にびっしり詰まったきゅうりはシャキッとしていて、噛んだ時の触感がとてもいいです。ディルとの相性もばっちりです。

キョポオルはそれだけで食べてもおいしいのですが、ペースト状なので、あっさりしたピーマンときゅうりのサラダにぴったり合ったソースかドレッシングのようです。

時間も手間もかかりますが、たまにはこんな手の込んだサラダを作ってみてはどうでしょう?

「修道僧のサラダ」のレシピ(4人分)

(калугерска салата)

材料:

  • ピーマン 大きめで、できれば肉厚のもの 4個
  • きゅうり 中1本
  • ディル (できれば生のもの)2〜3枝
  • 油 少々
  • 塩 少々
  • キョポオル(以前紹介したことのあるサラダ、食べたい日の前の日に作っておいたほうがおいしいです。)
  • オリーブ 4粒(なくてもOK)

作り方:

  1. ピーマンはオーブンかトースターで30分ほど全面がちょっと焦げるぐらいまで焼きます。焼けたら新聞紙に包んでおき、冷めたら皮を剥いてへたと種を取り除いておきます。
    (キョポオルでも焼いて皮を剥いたピーマンが必要なので、キョポオルの分と一緒に作ってしまった方が楽です。)
  2. きゅうりは皮を剥き、包丁で千切りにするか、西洋おろし金で細長くおろしておきます。
  3. ボウルに2.のきゅうりを入れ、油、塩、細かく刻んだディルを入れて混ぜます。
  4. 1.のピーマンに3.のきゅうりを詰めてお皿に並べ、キョポオルを添えてオリーブを飾ったら出来上がりです。
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21件のコメント

  1. タヌ子:

    焼いたピーマン、大好きです。
    すごく甘くなりますよね。
    最初はオーブンで焼いて皮を剥いてっていうのが、すごく面倒臭く感じられましたが、作っているうちに皮を剥くのが楽しくなってきました。
    しっかり水分を切ったヨーグルトと胡瓜のサラダを詰めても美味しそう!
    ナスのキャビア風サラダはよく作りますが、キョポオルも今度作ってみます。
    夏のおつまみにピッタリですね。
    キリっと冷やした白ワインと一緒にいただきたいです。

  2. シカ:

    ユフカはとてもシンプルに食べるんですね。
    チーズをかけてそして砂糖をかけるの?
    と思いましたが、チーズケーキもチーズと砂糖だから
    違和感がないのかな~と思ったけど
    自分は砂糖なしがいいな!

    このサラダのキョボオルっていろんなのに
    合いそうなので今度作ってみます。

    応援です!

  3. itsuko:

    タヌ子さん、

    私も焼いたピーマン大好きです。焼くと苦味がなくなり甘くなりますよね。
    ブルガリアでは夏の終わりに保存食用の焼きピーマンの瓶詰を作るそうです。
    作るときは面倒かもしれないけれど、これがあれば冬でもおいしいピーマンが食べれるし、すぐに使えるから便利だと思いました。

  4. itsuko:

    シカさん、

    塩辛いチーズに砂糖、どんな味になるのか、やはり一度食べてみないと何とも言えませんね。
    次回ユフカを作ったら挑戦してみようと思っています。

    キョポオルは作るのはちょっと面倒ですが、パンと一緒に食べてもおいしいです。
    ぜひ一度お試しください。

    応援ありがとうございます。

  5. ブルガリア研究室・室長:

    小生「キョーポル」と長年発音していたのですが(それでも通じていたけど)、キョポオルというあなたの発音ぶりが気になって辞書を引いてみたら、kyo’pooluとあるので、キョ(アクセントあり)ポールが正しいのかなと思います。
    ブル人の家庭料理で、最初はニンニク臭くて辟易したのですが、ニンニクが平気になってからは、ブルのサラダとして面白い味だし、ブルのナスは大きくてあくが強く、キョポールくらいしかおいしい食べ方はないと思うようになった。日本のナスは灰汁が弱いので、いろんな料理に使いやすいのですが、バルカンのナスは灰汁が強く、一度焼いてすりつぶしてニンニクと油、さらにピーマンのすりつぶしと混ぜてキョポールにするしか食べようがないのかも。懐かしい味だけど、よくこんな面倒な料理をブル人たちはまめに作るものだと感心します。以外に味への探求心、こだわりもある民族かもしれません。
    修道僧のサラダは、小生一度も出会ったことがない。おいしそうですね。しかし、日本式のピーマンは、味にくせがあって本場のチューシュキ(焼くと本当に甘いです)の味にはならないように思う。

  6. itsuko:

    ブルガリア研究室室長さん、

    ごめんなさい、私のブルガリア語のカタカナ表記はあまりうまくないようです。
    自分ではキョポオルのキョにアクセントを置いて書いているのですが、他の人がみたらそうではないのでしょうか。
    やはりアクセントのあるところを太字にした方がわかりやすいかもしれません。
    室長さんはー(ハイフン)でアクセントを表現していらっしゃるのですか?

    そう言えばブルガリアの料理本を見ると、ナスは切ってから塩をかけてしばらく置いてアクを出すと書いてあることが多いです。
    日本の小さめの昔からあるようなピーマンは、焼いて皮を剥くと剥いた後にほとんど実が残らないというものも多いですが、最近ではちょっと大きめで肉厚のものもあり、苦味も少ない気がします。
    私はできるだけ肉厚で大きめのピーマンを探してきて料理に使うようにしています。
    まあ日本ではチュシュキが手に入らないのでしょうがいないですね。
    赤いチュシュキと漬物用のチュシュキはブルガリアから種を持ってきて今年植えてみたので、上手くいけばおいしいチュシュキが食べれるかもしれません。

  7. カトリーヌ:

    おいしそうですね。ピーマンときゅうりの組み合わせがとても新鮮です!
    どうして修道僧っていうんでしょう。修道院で出されていたんでしょうか。
    余談ですが、フランスには、美しい中世の修道院がたくさんあって、訪問するのが大好きでした。そのままホテルになっているものもあります。ブルガリアはいかがですか?

  8. ブルガリア研究室・室長:

    アクセントをカタカナに反映させる方法は、未だに十分考えていないのですが、小生の場合長音符号(ー)で現す場合もあります。その方法だと、「キョーポオル」がいいのかも。ともかく小生が驚いたのは、「ポール、或いはポオル」と、後ろの方が長い音だこと。なお、欧州人には長音、短音という区別がないらしいです。英国人が生け花の「小原流」をオーハラと発音するので、小生がオーと長くしないで短く発音してください、オは小、オーは大で意味が全く違うと注意したら、英語ではそういう区別は全く通用しない、オとオーは我々には同じにしか聞こえない、として、そういう区別は拒否された。ブル語でも、恐らく同じです。ただし、kyopooluと書くのですから、トルコ語においては恐らく長音と短音の区別があり、ブル人もそれを知っているからこの単語ではooと二つo音を続けているのではないかと思う。
    ナスを切って、塩をかけてしばらく置いてアク抜きする・・・という方法もあるのですね。それでも、小振りのナスの方がおいしいと感じる我々には、熟れきってバカでかいナスを売るバルカン的感覚があらっぽく感じたものです。
    チューシュキは、パプリカとも形が違うけど、肉厚という意味では、パプリカの方に近いかも。最近近所の「OKスーパー」では、韓国産のパプリカを1個98円で売るようになっていて、これの方がチューシュキの代用として使えると思う。

  9. itsuko:

    カトリーヌさん、

    ピーマンときゅうりの組み合わせは私も最初は意外に思いましたが、味だけでなく触感も気に入ってしまいました。
    ブルガリアには結構「僧院風〜」というような料理があります。たいていお肉といろんな種類の野菜が入っていて、ちょっと贅沢な料理に思えます。
    昔修道院には(お供え物として持ってこられたから?)いろんな食べ物が揃っていたと聞いたことがあります。
    だから「僧院風」=ちょっと贅沢な料理かなと思っています。

    ブルガリアにも世界遺産になっている「リラの僧院」などいくつかの修道院があり、私も近くへ行けば必ず寄ります。
    ブルガリアの修道院は山の中にひっそりと建っていて、とても地味なのですが、自然と調和して、見ていると落ち着きます。
    ホテルになったものがあるとは聞いたことはありません。
    そういうことって可能なのですね。

  10. itsuko:

    ブルガリア研究室室長さん、

    以前うちの旦那さんは日本語で「おじさん」と言っているつもりなのに、私には「おじいさん」にしか聞こえないことがありました。
    日本人には明らかに違うのに、ブルガリア人には分かりにくいのでしょうか。
    そういう私も、旦那さんからブルガリア語の発音についてたくさん指摘を受けますが。。。

    確かにパプリカの方が甘くていいかもしれませんね。
    ハンガリーはパプリカで有名ですが、ブルガリアでは、昔トルコから逃れるためにハンガリーに移り住んだブルガリア人が、ハンガリーにパプリカ(チュシュキ?)を持ちこんだと言われているそうです。

  11. yukacan:

    面白いサラダですね。しかも修道僧!焼きパプリカのサラダを
    作ろうと思っていたので、半分はこのサラダを作ってみよう!
    色合いもきれいになりそうでしょう?
    でも今晩は、メインを何にするかが決まりません…。

  12. itsuko:

    yukacan、

    メインが決まらないといつまでもずるずる悩んでしまうけど、でも結局何かを作らないといけないんですよね。
    うちではこういうときだいたい、少ない材料ですぐにできるからタイカレーとか、麻婆豆腐とかになります。
    ちなみに今日は春巻き。春巻きはブルガリアでもよく作りました。

  13. 律子:

    ブルガリア語訳楽しみにしています

  14. あいりす:

    はじめまして。
    ブログ村の方から来ました。
    感想は、すごく勉強になります!
    私にとってブルガリアは未知の国ではありますが、各国料理に関心が高いのでこれからも楽しく読ませていただきます^^
    外国のお料理は、どのような調味料やハーブで味付けをされているのかすごく知りたいところです。

    最近ブログを立ち上げました。
    さっそくお気に入りに登録させてもらったのですが、もし不都合がありましたらご連絡下さい。

  15. itsuko:

    律子さん、

    遅くなりましたがブルガリア語表記のせました。

  16. itsuko:

    あいりすさん、

    こんにちは!

    私もいろんな国でどんなものがどのように食べられているのかとっても興味があります。
    国によって食材も違うし、食べ方も違うし、本当におもしろいですよね。

    お気に入りに登録していただけてとてもうれしいです。
    あいりすさんのブログにもお邪魔させていただきますね。

  17. ELIM:

    今日は、
    予告通りうかがわせて頂きました。
    ディルとかピーマンというかパプリカは、修道僧がキリスト教と一緒に持ち込んだものだったとか、
    何か当時修道院でしか手に入らない材料を使ったので、
    修道僧のサラダになったのかもしれませんね。
    私は、アメリカの修道院で信者に売って資金集めに使っていた、
    「修道院のクッキー」のレシピは持っておりますよ。

  18. itsuko:

    ELIMさん、

    昔修道院では結構贅沢なものを食べていたので
    いろいろ入っていてちょっと豪華なサラダという意味で
    修道僧のサラダということなのかと、勝手に思っています。
    修道院のクッキーって何か特別なものが入っているのかな。

  19. ELIM:

    ブログに来ていただきまして、
    誠にありがとうございました。
    書き忘れておりましたが、毎日トマトとか、お野菜の煮物とか食しておりますよ。
    パンよりお粥が安いのですよね。
    そういえば、「修道院のクッキー」にも、胡桃やらレーズンやら入っていて、昔のクッキーとしては豪華でしたね。
    今日の朝食には、ブルガリア風カスタードビスケットケーキも食しました。
    両親にも喜んでもらえました。
    ブルガリア語でなんと発音するのでしょうか?
    キリル系の文字はあまり読めないので、教えて頂けるとうれしく存じます。

  20. itsuko:

    ELIMさん、

    ブルガリア語はアルファベットと同じ形であればアルファベットと同じ発音をするものが多いのですが、
    アルファベットにはない文字や、あっても発音がまったく違うものがあります。
    修道僧のサラダは、
    калугерска салата、アルファベットで書くと
    kalugerska salata となります。
    日本語読みにすると、カルゲルスカ サラタ と読むのが近いと思います。

    ビスケットケーキは、
    бисквитена торта
    biskvitena torta、ビスクヴィテナ トルタ となります。

  21. ELIM:

    発音を教えて下さいまして、
    誠にありがとうございました。
    ブルガリア語でも「2度焼きパン」なのですね。

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