トマトの詰め物〜ブルガリア風

野菜に詰め物をした料理はいろいろありますが、今回はトマトの詰め物をご紹介します。
中をくりぬいたトマトに挽き肉を詰めて、その上にチーズをのせてオーブンで焼きます。
お米が入ったブルガリア風トマトの詰め物。簡単でとってもおいしいので一度お試しください。
「トマトの詰め物〜ブルガリア風」のレシピ(4〜8人分)
(пълнен домат)
材料:
- トマト 熟れすぎていないもの 中8個ぐらい(2キロ)
- 牛挽き肉 あるいは 牛豚合挽き肉 200g
- 玉ねぎ 中1/2個 (100g)
- ベーコン 50g
- 米 40ml
- 卵 1個
- バター
- すり下ろしたカシュカバル(ブルガリアの黄色いチーズ)あるいは ピザ用チーズ 50〜80g
- パセリ 1〜2枝ぐらい(なくてもOK)
- 塩
- 黒胡椒
作り方:
- トマトは洗って厚み1センチほどを残して中をくりぬいておきます。
くりぬいたトマトの中身のうち大匙8ぐらいとチーズと胡椒少々を合わせておきます。
(くりぬいたトマトの残りは他の料理に使ってください。) - 玉ねぎ、パセリはみじん切りにしておきます。
- ベーコンは細かく刻んでおきます。
- 米は洗ってざるに上げておきます。
- フライパンにバター大匙1を入れて中火にかけ、玉ねぎを透き通るまで炒めます。
- さらに肉、ベーコン、米、パセリを加えて炒め、塩、胡椒で味付けします。
- 火を止めて卵を加えてよく混ぜます。
- 1.のトマトの中に塩少々を振りかけ、7.をトマトの2/3が埋まるまで詰めます。
その上に1.のトマトとチーズを合わせたものをのせ、そしてバターひとかけらをのせます。 - すべてのトマトを同じように詰めて、耐熱容器に並べ、耐熱容器の底に1センチほどの高さになるぐらいの水を加え、180度に予熱したオーブンで20分ほど焼きます。
お米に火が通ったら出来上がりです。
*チーズの量とそれに合わせるトマトの量はトマトの大きさによって調整してください。
*こんなにたくさん作らないときには卵1個も必要ないので、そういうときは卵を省いてしまってもいいと思います。

タヌ子:
トマトファルシはよく作りますが、どうしてもトマトとファルスが分かれてしまって、こんなに綺麗にピッタリくっついた状態にはなりません。
2009/08/10 05:53ポイントは卵かもしれませんね。
卵はいれたことがなかったので、次回は卵を入れてみます。
またまた美味しそうなレシピ、どうもありがとうございました!
itsuko:
タヌ子さん、
ぴったりくっついているのはチーズのおかげのような気もします。
2009/08/10 21:39トマトは焼きすぎると崩れやすくなったりと焼き加減が結構難しいですが、
少々形が崩れてもおいしいからいいですよね?
カトリーヌ:
お米を入れるのがとても新鮮ですね!
2009/08/11 11:10これはきっと日本人の口にもあいそうです。
チーズのおかげで、さらにおいしくいただけそうです♪
itsuko:
カトリーヌさん、
チーズを入れれば何でもおいしくなりそうなので、
2009/08/11 14:56普段はチーズを使わないでおいしい料理を作ろうと心がけているのですが、
この料理にチーズを入れると断然おいしいので、これからはチーズに頼ってしまいそうです。
ブルガリア研究室・室長:
お帰りなさい、早速貴重なレシピの数々、嬉しいです。パルネン・ドマトは、お米が入っているし、トマトで肉の臭みを消してくれるし、結構好きでした。とはいえ、パーティーではもっとおいしそうなものも出ているし(小生は、バーニツァ、ケバープチェが大好き)、案外食べることが少なかったように記憶します。それに、いつの間にか皆が食べて、残っていなかったりして。
2009/08/14 15:31カシュカヴァールも入っていたのですか、知らなかった。昔の記事で、バーニツァの色々な種類も書いておられるのにようやく最近気がつきました。食べたこともないネギのバーニツァとか、やはり家庭料理の幅は広いのですね。これからも、楽しく読ませていただきます。
itsuko:
ブルガリア研究室室長さん、
ただいま〜!
暖かいお言葉ありがとうございます。
パルネン・ドマトにチーズが入っていないものもあると思います。
レシピや家庭によってちょっと違うみたいですね。
室長さんはパーティーでおいしいものをたくさん食べていらっしゃるのですね。
ケバプチェは私も大好きです。(ブルガリア料理で嫌いなものは少ないですが。)
ブルガリアでよく見かけるバニツァはシレネのものが多いですが、
2009/08/15 12:37家庭では具材はいろいろ使われるようです。
キセロゼレの入ったものもあります。
これは私も食べたことがないので、今年の冬はがんばってキセロゼレをたくさん作って
挑戦してみようと思っています。