挽肉ロール「ルロ ステファニー」

DSC_0020n.jpg

ブルガリアの挽肉ロール、「ルロ ステファニー」。『ルロ』はロールという意味ですが、どうして『ステファニー』なのかはうちの旦那さんも知らないそうです。

こういう巻いたりする料理は作るのが面倒くさそうですが、実際に作ってみると、ハンバーグのように一つ一つ丸める必要がなく、オーブンで焼いている間に他の用事が出来るので結構便利です。特に今回はフードプロセッサーで野菜を切ったので、更に簡単になりました。

ブルガリア料理ではパセリなどのハーブをよく使いますが、我が家では、イタリアンパセリ、オレガノ、ディル、タイム、ミントを自家栽培しています。パセリ、ディルは生のまま、オレガノ、タイム、ミントは乾燥させて使います。特に手入れをしているわけではないのに、今はパセリがすごくよく育っていて、使っても使ってもどんどん生えてきます。使いたいときにすぐに使えるのでとても便利です。今回もそのパセリを使いました。

このロールにはピクルスも入っていますが、味は酸っぱくなりません。私はピクルスがあまり好きではないのですが、オーブンで焼いている時に、ピクルスの香りがほんのり漂って来て食欲をそそられます。

ぜひ一度作ってみてくださいね。

「ルロ ステファニー」のレシピ(4~5人分)

(руло Стефани)

DSC_0006h.jpg

《参考》
全量のカロリー: 1600kcal

材料:

  • 豚か牛挽肉 500g
  • タマネギ 中1個 (200g)
  • 卵 4個
  • パン粉 30g か パン 1/2枚ぐらい
  • パセリ 3~4枝ぐらい
  • 塩 小匙1/2~2/3
  • 黒胡椒 少々
  • セイボリー、オレガノなどのハーブ 少々
  • ピクルス 6本ぐらい (100g)
  • にんじん 小1本 (120g)

作り方:

  1. 卵3個はゆで卵にして皮をむいておきます。
  2. 卵を茹でている間に、タマネギ、パセリは包丁かフードプロセッサーでみじん切りにします。
    フードプロセッサーを使う場合はタマネギとパセリを一緒に入れてみじん切りにします。
  3. にんじん、ピクルスも包丁かフードプロセッサーでみじん切りにします。
  4. ボウルに挽肉、塩、胡椒、タマネギ、パセリ、卵1個、パン粉(あるいはちょっと水で湿らせたパン)を入れてよく手で混ぜます。
  5. 台の上にアルミホイルを敷いて、その上に4.の肉を25センチぐらいの正方形になるように伸ばします。
  6. その上に、にんじんを一面に広げ、その上にピクルスを広げます。ゆで卵を手前側の端に一列に並べます。
    (にんじん、ピクルスはタマネギなどと一緒に挽肉に混ぜてしまってもいいです。)
  7. ゆで卵のある方からアルミホイルを利用して巻き寿司を作るように巻いていき、巻き終わったらアルミホイルの上から肉を押さえて形を整えます。
  8. 天板か耐熱容器にベーキングシートを敷き、その上にアルミホイルをしたままの挽肉のロールをとじ目を下にして置き、水200mlを入れます。
  9. 180度に余熱したオーブンで45~50分ぐらい焼き、その後アルミホイルを外して更に10~15分ほど時々肉汁をかけながら焼きます。表面に少し焦げ目が付いたら出来上がりです。
    (なかなか焦げ目がつかないときはオーブンの温度を上げてください。)

*挽肉ロールを焼くときに一緒にジャガイモ、タマネギを入れて焼くと付け合せも一緒に出来上がります。

*挽肉を巻くのが面倒、難しそうという方は、油を塗ったパウンドケーキ型に挽肉半分を敷き、その後にんじん、ピクルスを敷き、その上に卵を並べ、そして残りの挽肉を敷いて焼くといいと思います。

*にんじん、ピクルスのほか、グリーンピース、マッシュルームなど入れてもおいしいです。

email icon このレシピをメール送信する

ほうれん草入り!「チキンロールのオーブン焼き」

昔うちの旦那さんが知り合ったブルガリア人シェフから教えてもらった料理です。大使館でシェフをしていたこともある方で、そんな方が作る料理はもっと難しいのかと思ったのですが、とても簡単にできるのでたまに作ります。

油で揚げずにオーブンで焼くから油っぽくなく、外はさくっと、中の鶏肉はしっとり柔らか。味付けは塩と胡椒だけの単純なものなのにとてもおいしいです。

鶏肉とほうれん草の味がおいしくマッチした「チキンロールのオーブン焼き」、くるっと巻いているからちょっと手の込んだ料理に見えるかも?ぜひ一度お試しくださいね。

「チキンロールのオーブン焼き」(4人分)

(пилешко руло със спанак)

《参考》
一人分のカロリー: 350kcal

材料:

  • 鶏胸肉 皮なし 2枚 (650g)
  • タマネギ 小1個 (180g)
  • ほうれん草 200g
  • パン粉 80gぐらい
  • 牛乳 少々
  • 塩 少々
  • 黒胡椒 少々
  • セイボリー、オレガノなどのハーブ 少々 (お好みで)

作り方:

  1. タマネギはみじん切りにします。ほうれん草は細かく切っておきます。
  2. フライパンに油を引いて中火で熱し、タマネギを炒めます。
  3. タマネギが透き通ってきたらほうれん草を加えて炒め、全体に火が通ったら塩、胡椒で軽く味付けし、お好みでハーブを加え、火を止めて冷ましておきます。
  4. 鶏肉を3ミリ~5ミリぐらいの厚さで、5センチ×8センチぐらいの大きさの薄切りにし、肉たたきか包丁か麺棒で叩いておきます。(大体15~16枚ほどの薄切り肉ができますが、肉の形によって薄切り肉の大きさ、形がまちまちになります。その辺は適当に。)
  5. 鶏肉に軽く塩、胡椒をし、巻く側から2/3ほどのところまでほうれん草とタマネギを炒めたものを薄く敷いてくるっと巻きます。残りの薄切り肉も同じように巻きます。
  6. 巻いた鶏肉を牛乳に浸し、その後全体にパン粉を付けます。
  7. クッキングシートを敷いた天板にパン粉を付けた鶏肉を並べ、200度に余熱したオーブンで30~40分ほど焼いて出来上がりです。
email icon このレシピをメール送信する

グリーンピースはおいしい!「鶏肉とグリーンピースの煮込み」

グリーンピースは好きですか?私は小学校の給食で食べて以来大嫌いでした。給食で食べなければいけないときは、いつも噛まずに喉をちょっと詰まらせながら、牛乳と一緒に飲み込んでいました。大人になってからはできるだけ食べないようにして、どうしても食べなければいけないときは、やはり給食の時と同様に飲み込んでいました。

できれば食べたくないグリーンピースも、ブルガリア料理では結構入っていたりします。ある日旦那さんのお母さんが作ってくれた料理にもグリーンピースが入っていて、とりあえず食べてからおいしいかどうか判断しようとちゃんと噛んで食べてみると、あんなに嫌いだったのに、おいしく食べることができたのには驚きました。それ以来グリーンピースが食べられるようになって、特に春になると出回る生のグリーンピースをとてもおいしいと思えるようになりました。

うちの旦那さんは子供の頃野菜があまり好きでなかったのに、なぜかグリーンピースを野菜とは思わず、昔から好きだったそうです。そして今回グリーンピースたっぷりの料理を、私がなかなか作らないので自分で作ってしまいました。

出来上がった料理にはグリーンピースがたくさん入っていました。こんなにたくさんのグリーンピースが入った料理は食べたことがありません。ちょっと心配しながら食べてみると、全く想像していなかったおいしさで、子供の頃からこんな料理を食べていたら、グリーンピースを嫌いになることはなかったかもしれないと思いました。

今の季節、冷凍か缶入りのグリーンピースしか手に入りませんが、生のグリーンピースを使わなくても十分においしくできました。グリーンピースが好きな方も苦手な方も、ぜひ「鶏肉とグリーンピースの煮込み」に挑戦してみてくださいね。苦手な方も私のようにグリーンピースが好きになるかもしれません。

「鶏肉とグリーンピースの煮込み」のレシピ(2~3人分)

(пиле с грах)

《参考》
全量のカロリー: 1100kcal

材料:

  • 鶏もも肉 皮なし 1枚半 (300g)
  • グリーンピース 冷凍か缶詰か生 300g
  • タマネギ 中1/2個 (100g)
  • トマト あるいは 缶入りトマト 100g
  • 小麦粉 大匙 1
  • パプリカパウダー 小匙1/2

作り方

  1. 鶏肉は一口大に切ります。
  2. タマネギはみじん切りに、トマトは細かく刻んでおきます。
  3. 鍋に油大匙2を入れて中火で熱し、鶏肉と大匙1の水を入れて炒め、更にタマネギ、トマト、パプリカパウダーを加えて炒めます。
  4. 水400mlを加え、沸騰したらグリーンピースを入れて、蓋をして弱火にし、肉が柔らかくなるまで煮込みます。
  5. 別の小さなフライパンか鍋に大匙1の油を入れて弱火で熱し、小麦粉を加え、小麦粉が薄茶色になるまで炒めます。
  6. 炒めた小麦粉をお玉とスプーンを使って少しずつ4.の鍋のスープに溶かしていきます。
  7. 小麦粉が溶けたら塩を入れて味を調え、10~12分ほど煮たら出来上がりです。
email icon このレシピをメール送信する

ロールキャベツみたい!「キャベツのサルミ」

2H2.jpg

ブルガリアにも日本のロールキャベツのような食べ物があります。挽肉をキャベツで包んで煮込むのですが、ロールキャベツと違うのは、中にお米が入っているところです。

お米はただ入っているだけではありません。お肉とキャベツから出るおいしいスープをしっかり吸いとって中に閉じ込めてくれるのです。キャベツの甘味もたっぷり!の「キャベツのサルミ」、ぜひ作ってみてくださいね。

「キャベツのサルミ」のレシピ(16個分)
(САРМИ С ПРЯСНО ЗЕЛЕ)

《参考》
1個分のカロリー: 120kcal(豚挽肉使用)

材料:

  • キャベツ 葉 16枚ぐらい (600g)
  • 豚か牛挽肉 500g
  • 米 100g (カップ1/2ぐらい)
  • タマネギ 中半個 (150g)
  • トマト か 缶入りトマト 100g
  • パプリカパウダー 小匙1
  • 塩 小匙1と1/2ぐらい
  • 黒胡椒 少々
  • 油 大匙1
  • オリーブオイル 大匙2

作り方

  1. タマネギはみじん切りにします。トマトは細かく刻んでおきます。
  2. 米は洗ってざるで水気を切っておきます。
  3. フライパンに油を入れて中火で熱してタマネギを炒め、あめ色になったら火を消し冷ましておきます。
  4. キャベツが丸ごと入るぐらいの大きさの鍋に、キャベツ全体が浸かるぐらいの水を入れて沸騰させます。
  5. キャベツの芯の周りに包丁で切り込みを入れ、沸騰した鍋の中に芯の部分を上にしてキャベツを入れます。
  6. キャベツの外側の葉が少し柔らかくなってはがしやすくなったら、一枚ずつ外側から順に箸などを使ってはがしていきます。こうして16枚ほどはがして取り出し、葉の芯の分厚い部分は包丁でそぎ取っておきます。
  7. ボウルに挽肉、米、冷めたタマネギ、トマト、パプリカパウダー、塩、胡椒を入れて手でよく混ぜ合わせます。
  8. 7.を16等分にし、丸めておきます。
  9. 丸めた挽肉をキャベツの葉の上に載せて、下から巻いていき、左側を折りたたんで更に巻きます。最後に葉の右側を中に折り込みます。残りの挽肉も同じようにキャベツの葉で包みます。
  10. 直径25センチほどの鍋かフライパンの底にオリーブオイルを塗り、その上にキャベツで包んだ挽肉をびっしり詰めて並べます。
    *ちょうどいい大きさの鍋、フライパンがない場合は2段に並べてもいいです。でもできるだけ隙間なく並べられる鍋がベター。
  11. ひたひたになるぐらいの水(あるいはキャベツを茹でたときに使ったお湯)を入れて、その上に鍋にちょうど入るぐらいの大きさのお皿を載せます。
  12. 中火にかけ、沸騰したら弱火にし、30~40分ほど煮込んだら出来上がりです。

*キャベツの葉の大きさによって葉の枚数、包む量を調整してください。

email icon このレシピをメール送信する

野菜たっぷり 春の「カパマ」

dsc_0006.jpg

とうとう日本でラム肉を購入しました。ブルガリアでラム肉といえば春に食べるもの。

母乳だけで育った生後6週間までの子羊をアグネ、草を食べ始める生後1年未満の羊をシレ、生後1年以上たった羊をオフツァと呼びます。普通ラム肉として食べるのはアグネと呼ばれる生後6週間までのものです。羊の出産は1月から2月なので、ブルガリアでラム肉を食べるのは春になるわけです。

季節はずれですが、日本で手に入るラム肉はどんなものかちょっと興味もあり、ラム肉の入った「カパマ」を作ってみました。「カパマ」には、春に作るカパマと冬に作るカパマがあります。春のカパマはラム肉と新鮮な野菜を使用し、冬のカパマは豚肉と保存食として作った酢キャベツなどの野菜を使います。今回はラム肉を使って春のカパマを作りました。

青ネギ、ほうれん草、ジャガイモなどの野菜を肉と一緒に入れて、蓋をした鍋でぐつぐつ煮込みます。今回は土鍋で煮込んだのでちょっと日本の鍋料理を作っている気分になりました。

ラム肉が手に入らなければ、他の肉で作ってもおいしいです。煮込むのに時間はかかりますが、作り方はとても簡単。ぜひお試しください。

「カパマ」のレシピ(4人分)

(пролетна капама)

《参考》
1人分のカロリー: 480kcal(ラム肉使用)、330kcal(鶏もも肉皮なし使用)、670kca(豚ばら肉使用)、690kcal(牛肩ロース使用)

材料:

  • ラム、鶏、豚、牛などの肉 500g
  • 油 大匙2
  • 青ネギ 1束 (100g)
  • にんじん 大1/2本 (100g)
  • トマトピューレ 大匙1 あるいは トマトか缶入りトマト 50g
  • 小麦粉 大匙1
  • パプリカパウダー 小匙1
  • ジャガイモ 大2個 400g
  • ほうれん草 1/2束 (200g)
  • トマト 大1個 か缶入りトマト 250g
  • 塩 小匙1/2~2/3
  • パセリ(飾り用)

作り方:

  1. 肉は一口大に切ります。
  2. にんじんは粗みじん切りにします。
  3. 青ネギは半量を小口切りに、残りは5センチぐらいの長さに切っておきます。
  4. ジャガイモは一口大に切り、トマト大1個(缶入りトマト250g)は乱切りにします。
  5. ほうれん草は適当な長さに切っておきます。
  6. 鍋に油を入れて中火で熱し、肉を入れて表面に焦げ目が付くまで炒め、取り出しておきます。
  7. 同じ鍋で小口切りにした青ネギとにんじんを中火で炒めます。
  8. 更にトマトピューレ(細かく刻んだトマトか缶入りトマト)を入れて炒め、小麦粉、パプリカパウダーを加えてよく混ぜます。
  9. 水300mlを加え、沸騰したら肉を加えます。
    (土鍋で煮込む場合は、ここで土鍋に入れ替えます。)
  10. 肉が柔らかくなったら、残りの青ネギを加え、蓋をして弱火で10分ほど煮込みます。
  11. 次にジャガイモを加え、また10分ほど煮込みます。
  12. 次にほうれん草を加え、また10分ほど煮込みます。
  13. 最後にトマトを加え、塩で味付けし、水分がほとんどなくなるまで煮込みます。(約1時間ぐらい)
    *底が焦げないように時々蓋を開けて混ぜてください。
  14. 刻んだパセリをかけて出来上がりです。

*ラム肉を使用する場合は、脂が臭みの元になるので、脂をしっかり取り除いてください。

*今回使用したラム肉はオーストラリア産の冷凍ラム肉で、多分これはアグネ(生後6週間以内の子羊)ではなく、シレ(生後1年未満の羊)だったようですが、十分おいしかったです。

email icon このレシピをメール送信する