独身最後のパーティー

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先日、うちの旦那さんのはとこの結婚式で花婿の付添人(クム、クマ)を務めるという話をしましたが、結婚式の前に、花婿さんは男性だけで、花嫁さんは女性だけで、独身最後を楽しむためのパーティーを開くということで、クム、クマもこれらのパーティーに参加しなければなりませんでした。

こういったパーティーは、バチェラーパーティー(Bachelor Party)といって、アメリカの映画やTV番組でよく見かけますが、ブルガリアでもその影響を受けてこういったパーティーを開く人もいるようです。

うちの旦那さんと花婿さん、その友達、兄弟たちはどこかレストランで食事をしてその後バーに飲みに行くと言っていました。どんなバーかは知りませんが、帰りはかなり遅くなるということでした。

私たち女性のパーティーは花嫁さんの家で、花嫁さんの友人、親戚、お母さん、お姉さん、その娘さんも参加してのアットホームなパーティーでした。

海外で何かイベントがあるときに困るのが着ていく服装です。今回もこういった状況でどういった服装で行けばいいのかよくわかりませんでした。

ブルガリアでは銀行など金融関係や外資の大きな会社でないと、仕事の時でもスーツを着用することは少ないようで、夏には男の人はTシャツ、半ズボンにサンダルと言った「只今リゾート中」のような格好で仕事をしている人が多いです。そういったこともあって、ブルガリアではどういう状況でどういう服装をすればいいのか、本当にわかりません。悩んだ結果、無難に、正装でもなく、カジュアル過ぎず、という中途半端な格好で行きました。

花嫁さんは普段はカジュアルな服装をしていますが、この日のパーティーでは素適な黒の上下のパンツスタイルにジャケットを着ていました。他の人たちは、普段着より少し着飾っている感じの服装で、私と似たような服装でした。

パーティーは7時開始でしたが、7時半を過ぎてもまだみんな揃いませんでした。花嫁さんが、「ブルガリアではみんな時間通りには来ないのよ。たいてい1時間ぐらい遅れてくるの。」と言うので、私が、「じゃあみんなに6時からって言えばよかったね。」と言うと、「6時からって言っておいたんだけどね。」と花嫁さん。食事は8時頃にやっと始まりました。

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写真はその時に用意された食事です。サラミ、チーズの盛り合わせ、サルミ、ビーツとにんじんのサラダ、パン、ゆで卵、そして写真にはありませんが、デザートにチーズケーキでした。サラダは花嫁さんのお母さんが作ったもの、ゆで卵は放し飼いの鶏の卵で作ったもの、チーズケーキは知り合いのおばさんの手作りだそうです。立食パーティーのようなメニューですが、ブルガリアで誰かの家に呼ばれるとこういった料理にメインの肉料理が付くということが多いです。

今回はパーティーの簡単な報告だけとなりましたが、花嫁さんのお母さんが作ってくれたサラダがとてもおいしかったので、別の機会にその作り方を紹介したいと思います。

ブルガリアでクマになる

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今回ブルガリアへ来た一番の目的は、うちの旦那さんのはとこの結婚式で花婿の付添人になるためです。ブルガリアではこの花婿の付添人を、「クム」(男)、「クマ」(女)と呼びます。「クム」「クマ」は夫婦でなければなりません。

通常「クム」「クマ」は、自分の両親の結婚の時に「クム」「クマ」をした人にお願いし、、その人たちが事情があってなれない場合にはその子供がその役目を引き継ぎます。つまり、はとこのご両親の結婚のときに、うちの旦那さんの両親が「クム」「クマ」を務めたことから、今回その子供であるうちの旦那さんが引き継ぐことになったのです。

「クム」「クマ」の役目はいろいろありますが、その中の一つは、市役所であげる結婚式で新郎、新婦が乾杯するときに使用するシャンペングラスを用意することです。ブルガリアでは市役所で結婚の署名をし、その後教会で結婚式をあげます。ここ数日はそのシャンペングラスを探すために、ソフィアの町のグラスを売っていそうな店をほとんど全部回りました。

海外の高級食器を扱うお店では、イタリアやドイツのメーカーのグラスが1、2種類置いてあるぐらいで、どこの店もグラスに金か銀の飛び出した飾りが付いているという同じようなデザインのものしか置いていませんでした。

ブルガリアのシャンペングラスを売っているお店では、ハンドメイドで、金、銀、白のペイントで素朴な模様が描かれているグラスを5種類ほど売っていました。値段はイタリアやドイツのものの5分の1~半額ぐらいでした。

ボヘミアングラスを扱っているお店では、きれいなカットが施されているグラスがありましたが、ここでも2、3種類のグラスしか置いていませんでした。チェコに行ったらもっといろんな種類のグラスを売っているのでしょうに…。

選択肢はあまりに少なく、どれを選ぶか迷いましたが、イタリア、ドイツのグラスはデザインが私たちの好みではなかったのでバツ。ブルガリアのグラスは、せっかくブルガリアで買うのだし、ハンドペイントがかわいかったので、私ならこれがいいと思ったのですが、ブルガリア人は多分ブルガリア製品=安物というイメージを持つと思ったのでこれもバツ。そして残ったボヘミアングラスは、グラスを二つあわせて音を鳴らした時に一番きれいな音がしたので、この音が決め手となり、ボヘミアングラスのシャンペングラスを購入することになりました。

シャンペングラスを買ってそれで終わりではなく、今度はそのグラスに新郎、新婦の名前と結婚式の日付を入れてもらわなければなりません。普通に名前と日付を入れてもらうのではつまらないので、何か漢字で一文字入れようと考え、「寿」の文字を入れてもらうことにしました。

グラスに字を彫ってくれる専門のお店には、50歳ぐらいの女の人が一人座っていました。さて、この女の人は漢字を彫ることができるだろうか、失敗したら誰の責任になるのか、失敗してお金は要らないと言われたとしても、グラスは戻ってこないし…。私はとても不安になりました。でももう任せるしかしょうがないと、全く期待もせずに出来上がるまでの20分間を待ちました。

出来上がった「寿」の文字は、私の用意した紙に書かれた文字とほぼ同じ形で、外国人が書いた文字には見えませんでした。最近ソフィアでは漢字のタトゥーをしている人をよく見かけるのですが、その漢字のひどさを見ていたので、できあがりはそんなものかもしれないと、本当に心配していたのです。意外にも上手く彫れていたので一安心しました。

結婚式は今月末。初めての「クマ」体験、だんだん緊張してきています。

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田舎の家へ招かれて

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週末、親戚の人から田舎の家へ招待されて、ソフィアから車で30分ほどの小さな村へ行ってきました。

この辺りでは、夕方からだんだん雲が増え、雷が鳴り、雨、そして雹まで降りました。最近何日かはこのような天気が続いているそうです。

晩御飯の用意ができるまでの間、村をちょっと散歩しました。すると、ここにもコウノトリが巣を作っていました。今年は注意して見ているせいか、本当によくコウノトリを見かけます。こんな細い電柱の上にまで巣を作ってしまうとは感心します。

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他の電柱の上にも巣を作ろうとしたコウノトリがいたそうですが、長い棒を上手く電柱に載せることができなくて、結局作ることが出来なかったそうです。

歩いていると、一人のおばあさんがうちの旦那さんに話しかけてきました。80歳を超えるおばあさんは、親戚の人の家の隣に住んでいて、うちの旦那さんが20年以上も前に遊びに来ていたことを覚えていました。ちょっと庭を見ていってと言われ、見せてもらうことになりました。

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イングリッシュガーデンとは比べものにはなりませんが、私が今までブルガリアで見たことのある庭の中では一番素敵だったので写真に撮ると、おばあさんはすごく喜んでくれて、庭になっているりんごや洋ナシの実をどんどん持ってきて私にくれました。庭には他にブドウもなっていました。ブルガリアでは庭にブドウを植える人が多いようです。実はそのまま食べて、葉はサルミ(味の付いたごはんをブドウの葉で巻いた料理)を作るときに使います。

晩御飯はドマシュノ(ホームメード)のナデニツァ(太いソーセージ)などの炭火焼でした。ナデニツァはたまにお店で買ったりするのですが、このナデニツァは塩加減もちょうどよくお肉の味もして、とてもおいしかったです。

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そして、次の日には、ソフィアから車で20分ほどのところにある友達の家に行って来ました。友達は自宅を建設中で、今回はうちの旦那さんがペンキを塗るのを手伝うことになっていました。

ブルガリアでは何年もかけて自分でできるところは自分でやりながら家を完成させる人が多いようです。とても広い庭のある大きな家で、後は内装などを自分で仕上げて完成のようですが、大きな家だし、仕事をしながら土日のみ作業をしているため、なかなかすぐには完成させることができないようです。

旦那さんたちがペンキ塗りをしている間、私は庭を散策して、庭にブラックベリーがたくさんなっているのを発見しました。友達が取って食べていいよと言ってくれたので、小さな入れ物いっぱいに取って食べました。すご~く甘くておいしい!取っているときからずっと甘い匂いがしていました。少し持ち帰り用にもいただきました。

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実は以前にこちらにお邪魔したときに、隣の家で牛を飼っていて、その牛乳を少し分けてもらいました。その牛乳はただ搾っただけのもので、自分で一度沸騰させてから飲んだのですが、表面にたくさんの膜ができるほど、すごく濃厚でおいしかったので今回もほしかったのですが、牛が子牛を生んだばかりで、子牛にお乳をあげなくてはいけなくて、他に回すほどないということでした。でもその牛を見せてもらうことができました。

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マルティンカという名前の牛は、最初飼い主以外の訪問者に少し驚いたようでしたが、撫でたり、パンやりんごなどの餌をあげたりしているうちにおとなしくなりました。帰るときに、マルティンカの飼い主のおじさんがドマシュノのヨーグルトをくれました。もちろんマルティンカの牛乳で作ったものです。

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家に帰って味見をしてみると、酸っぱいのですが、ヨーグルトの味に少しバターが加わったような濃厚な味がしました。黄色い部分がとくにバターのような味がしました。今までに食べたどのドマシュノのヨーグルトよりもおいしかったです。自分たちで食べるために作っているからかもしれません。

ブルガリアはまだまだ裕福な国とは言えませんが、私から見れば、ブルガリア人はとても豊かな暮らしをしているように見えます。身近に自然を感じることができて、近所でお互いに野菜、果物、牛乳などおいしいものをいろいろ交換し合って食べれるのだから。

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田舎の家へ

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ブルガリアでは田舎に自宅とは別の週末や夏休みに訪れる家を持っている人が多いです。我が家も数年前にソフィアから車で1時間ぐらいのところに、田舎の家を手に入れました。

ほとんど行く機会もなく、古い家で修理をしないと住めない状態だったのでそのまま放りっぱなしで、ブルガリアを訪れる度に1度ぐらい日帰りで様子を 見に行っていました。4年ほど前に泥棒に入られたと聞いて様子を見に行くと、ドア、窓のガラス、壁に付いていた棚、電灯がすべてなくなっていました。こんな泥棒、日本では考えられません。盗まれたというより壊されたという感じです。家の無残な姿に、あの時は本当にブルガリア人みんな死んでしまえと思ったぐらいです。

今年も一回ぐらいは見ておこうということで、田舎の家へ行って来ました。うちの旦那さんと、「今回は何がなくなっているかな?もう何も取れるものないけど。」「どうせなら全部きれいに持っていってほしいよね。そうしたらいつか新しく家を建てれるから。」とか、とにかく様子だけ見ておくつもりで朝11時に家を出ました。

車のエンジンをかけようとするとかかりません。しばらく乗っていなかったのでバッテリーが上がってしまったようでした。車はトランスミッションだったので、私はギアーの入れ方などとっくに忘れていたのですが、しぶしぶ運転席に座り、うちの旦那さんが車を押してエンジンをかけてみようということになりました。

汗を流しながら何度かトライしたのですが、エンジンはかからず。近くを通りかかった男の人に声をかけて押してもらってやってもだめ。立ち往生している私たちの車の後ろに来てしまったタクシーのドライバーも押してくれましたがだめでした。道は狭く、両脇に車が止まっていて、そのままではどの車もこの道を通ることができないと心配していたら、近くで働く男の人が同僚のバイクをどけてくれたので、なんとか道の脇に車を停めることができました。

結局、車を押してもエンジンはかからないということで、ちょっと遠くにいる友達に電話をして来てもらい、バッテリーのお店へ牽引してもらうことになりました。友達を待っている間、さっきのタクシーのドライバーがお客さんを待っているついでにうちの旦那さんのところに来て、旦那さんと何やら長話をしていました。

日本でならすぐにJAFを呼ぶところですが、ブルガリアにもJAFのようなものがあるそうですが、まだ一般的ではないようです。だからみんな車が故障したりするのを他人事としてほうっておけないようです。

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バッテリーのお店でバッテリーを交換してもらい、目的地へ向かったときにはもう12時半になっていました。

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写真のような景色の中を1時間ひたすら走り続け、無事に田舎の家に到着しました。家がどうなっているのか、こわごわ近づいて見てみると、家は相変わらず無残な姿でしたが、庭がジャングルのように木や草でいっぱいで、見方によったら荒れ放題の庭かも知れませんが、私たちにはとても緑豊かな庭に見えました。

ここには、チェリー、栗、洋ナシ、ジャンカ(スモモの一種)の木が生い茂り、チェリーはもう実はなっていないけれど、ジャンカの実がいっぱいなっていて、下に落ちた実からアルコールのような匂いが漂っていました。ブルガリアではこのジャンカの実はラキヤというお酒を作るのに使われることが多いそうですが、実を取って食べてみたら、小さいけれど甘く、ちゃんとスモモの味がしました。そして、今はまだ実はなっていませんが、イチゴ、ローズヒップなども生えていました。

庭の景色を見て、今日ここに来るまでの苦労がすっ飛んでいきました。

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そしてこれが収穫したジャンカの実とうちの旦那さんの頭の上に落ちてきた洋ナシです。

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バルコニーでグリル

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今日はうちの旦那さんの親戚のうちで晩御飯をご馳走になりました。

親戚の方と私は会うのが初めてなので、夕食の招待の電話をくれたとき、電話の後すぐにかけ直してきて、私がどんなものを食べるのかうちの旦那さんに確認してきたそうです。豚肉のステーキだったら大丈夫ね。ということで、行く前から何をご馳走になるのか知らされていました。

そして今日、サラミとチーズの盛り合わせ、サラダをいただいて、豚肉って言っていたのにオーブンで焼いている様子もなかったので、メインはまだなのかなと思っていたら、豚肉はバルコニーで焼いていると言われました。こちらのお父さんがよく席を立ってどこへ行くのかと思っていたら、お肉を焼いていてくれたのです。

バルコニーへ行ってみると、小さな電気式のグリルの上に豚肉が並べられ、おいしそうな匂いが漂っていました。まさかアパートの7階のバルコニーで肉を焼くとは思ってもいませんでした。ブルガリアでは匂いのする料理は外つまりバルコニーで作るのは普通のようです。

バルコニーのグリルで焼いてくれた豚肉はフライパンで焼くよりおいしかったです。お父さんが作ってくれるというのがまたいい感じでした。

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