白いんげん豆のオーブン焼き 「ボップ ナ フルナ」
「ボップ ナ フルナ」は、ボップ(白いんげん豆)をフルナ(オーブン)で焼いた料理です。ブルガリアで豆と言えばボップというほど白いんげん豆はよく食べられています。
この料理には、チュブリツァ(セイボリー)というブルガリア料理でよく使われるハーブが入っていて、オーブンで焼いているときにこのにおいが立ち込めてきます。このにおいは、私がブルガリアにいた頃、バルコニーで洗濯物を干しているときに隣のおうちの台所からよく漂って来たにおいとまったく同じで、私にとっておいしいブルガリア料理のにおいなのです。
白いんげん豆、タマネギ、米以外の肉や野菜は、別に入れなくてもいいそうです。ここで紹介しているレシピで使われている野菜以外に、トマトやズッキーニなどを入れてもいいようです。トマトはそのままスライスして上に載せて、ズッキーニは一度フライパンで炒めてから入れたほうがいいと思います。後、日本では多分手に入らないセロリの根(みかけは大きなかぶにちょっと似ている)があれば入れたりもします。
この料理は、実は野菜料理でお肉は入れないのですが、お肉の入っていない料理を料理とは思わないブルガリアの夫たちのために奥さんが入れていることが多いようです。お肉はスペアリブでなくてもベーコンやありあわせの脂が多めの豚肉の塊や細切れで作ってもOKです。スペアリブと同じように、フライパンで焼いてから上に載せて焼いてかりっとさせてください。
「ボップ ナ フルナ」は、うちの旦那さんにとってはおばあちゃんの味で、とてもなつかしい味がするようです。私はというと、豆にお米が混じっているという不思議な食感と味に驚きながら、結構気に入っています。この料理も、作ったその日よりも次の日に食べたほうがおいしいです。
「ボップ ナ フルナ」のレシピ(6人分)
(боб на фурна)
材料:
- 豚スペアリブ 450g(6本)
- 乾燥白いんげん豆 250g
- タマネギ 大1/2個 (200g)
- ピーマン 中3個 (90g)
- にんじん 中1本 (100g)
- 米 100g (2/3合)
- 塩 小匙1と1/2
- パプリカパウダー 大匙1と1/2
- セイボリー 小匙1
- オレガノ 小匙2
- オリーブオイル
- 小麦粉 大匙1
作り方:
- 白いんげん豆は一晩水につけてから、少し硬めにゆでておきます。(私は土鍋にたっぷりの水と豆を入れてふたをして弱火で沸騰するまで火にかけ、沸騰したら火を止めて、30分以上そのまま放っておきます。)
- ピーマンはオーブンかトースターで表裏返しながら20分ほど皮が少し焦げるぐらいまで焼いて、新聞紙に包んで20分以上蒸らしてから皮とへたと種を取り除きます。そして縦に1センチほどの太さに切っておきます。
- タマネギは薄くスライスします。にんじんは5ミリほどの角切りにします。米は洗ってざるで水を切っておきます。
- スペアリブに塩胡椒(分量外)をして、フライパンで両面を中火で焼いてお皿に取り出しておきます。
- 4.のフライパンにオリーブオイル大匙2を足して、中火でタマネギを柔らかくなるまで炒め、ピーマンも加えて炒めます。小麦粉を加え、よく混ぜながら炒めます。
- オーブンで使用できる土鍋(なければ耐熱容器)に、茹でた白いんげん豆とにんじん、5.のタマネギとピーマン、米、塩、パプリカパウダー、セイボリー、オレガノ、オリーブオイル大匙2(油をあまり取りたくない場合は入れなくてもいい)を入れてよく混ぜます。
- お湯か温めた白いんげん豆の茹で汁500mlを土鍋に加えてよく混ぜます。
- 7.の表面を平らにしてその上にスペアリブを並べ、予熱なしで180度でふたをせずに約1時間15分ぐらい焼きます。水分が無くなったら出来上がりです。
